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積慶園について

園長挨拶

写真:古村 正哉 当園サイトをご訪問いただいた皆様、児童養護施設・子ども達への福祉にご関心を寄せていただき、ありがとうございます。

児童養護施設積慶園には、様々な事情により家庭で生活できない、2歳から18歳の子ども達、66名が暮らしています。

当園では、法人の信条(信念・礼節・善行・感謝)のもと、ホーム制の特徴を活かした家庭的な児童養護を展開しています。子どもと大人が自然に触れあえる家庭的な空間で、ごく当たり前の生活が営まれ、情緒あふれる心優しい子どもに育ってくれることを願い、本体施設の小規模化・高機能化、小規模グループケアの推進に取り組んでいます。

また、子ども達がその将来を描けるように導くとともに、自立支援に向けて最大限の努力を行っています。

これからも、今までに出会った子ども達、これから出会う子ども達、一人ひとりと向き合い、子どもの最善の利益の追求を、職員皆で目指します。

皆様方の温かいご支援とご協力を宜しくお願いいたします。

積慶園 園長古村 正哉

園名の由来

『積善の家に余慶あり(善行を積んでいる家に幸運が訪れてくる)』

中国・易協の文言をもとに「積慶園」と名付けられました。
1945年終戦時、京都府からの要請を受け、戦火を免れ京都駅に寄り集まっていた戦災孤児達を収容・保護するために設置され、1948年に児童福祉法の制定により児童養護施設となりました。
1965年には社会福祉法人として認可を受け、1966年に現在地である西京区樫原に移転し、現在まで70年以上に渡って~18才までの子どもの一貫養育を行っております。

使命

戦後の混乱期に、親を奪われた子ども達の命を救いたいと社会福祉法人積慶園は創立されました。その創立者(古村正樹)の思いは脈々と引き継がれ、今も赤ちゃんから児童、そしてお年寄りの方々、誰もが大切にされ、安心して暮らせる社会の実現を目指しています。

理念

信教を肯定した人間形成を

  • 信念諸事に徹し不動を貫く(芯が通った真っ直ぐな心)
  • 礼節社会人として礼儀と節度を培う(礼儀正しい行い)
  • 善行善行を積み社会に奉仕する(人のためになる行い)
  • 感謝自然と人の恵みを識り、この世に生を享けたことを歓び感謝する(全ての物や事に感謝する気持ち)

沿革

1943年(昭和18年) 1月 積慶園の前身 華洛少年相談所を京都市上京区御前通一条下るに開設
1945年(昭和20年) 9月 京都市の要請により戦災孤児収容施設「積慶園」を開設
1948年(昭和23年) 1月 児童福祉法の制定により児童養護施設となる
1965年(昭和40年) 3月 社会福祉法人の認可を受ける。
1966年(昭和41年) 4月 旧園舎狭小、老朽化に伴い、現在地(西京区樫原角田町1番地42)に移転
1969年(昭和44年) 12月 積慶園便り第1号発刊
1973年(昭和48年) 4月 乳児院を併設開院(定員20名)
1985年(昭和60年) 4月 養護施設棟及び本館ホール全面改築、ブロック・ホーム制での施設運営開始
1992年(平成4年) 9月 児童養護施設 分園ホーム「けやきの家」開設(定員7名)
1998年(平成10年) 1月 京都市子育て支援短期利用事業「ショートステイ」「トワイライトステイ」開始
1999年(平成11年) 7月 心理療法事業開設
2000年(平成12年) 11月 苦情解決委員会設置
2001年(平成13年) 10月 地域小規模児童養護施設「ゆう・あいホーム」(定員6名)開設
2004年(平成16年) 4月 家庭支援専門相談員配置
2014年(平成26年) 4月 里親支援専門相談員配置
2015年(平成27年) 4月 児童養護施設 分園ホーム「チャムチャムホーム」開設
8月 保育室・心理療法室・乳児院小規模グループケア・実習生寮改築
2017年(平成29年) 4月 児童養護施設 分園ホーム「フレンズホーム」開設
2019年(平成31年) 3月 本館4ヶ所のホームを小規模グループケアとして運営開始